私は生きる!
「ねぇ、どいて…」

「美城?美城?」と駆け寄って来た。


救急車が到着した。


「はい、皆さん下がってください。」

と、冷たく言い放った。

「美城―」と、1年の時から一緒の結が美城を運ぼうとしていた救急隊に近付いていく。

結は私が付き添いしたい。と志願した。



救急隊は少し迷ったが、患者を一刻も早く治療しないといけないと言う思いがよぎり、その志願を受け入れた。

結が救急車に乗り込んだ。
救急隊は運転をしている同僚に指示を出した。
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