焦らし愛 〜幼なじみLove Story〜

「ゴメン!でも10分しか遅れてないんだけど?」



ギロリーン!と眼光鋭く睨まれて固まるアタシ…。



ヤバイ…、ブリザードが吹いて来てしまうっ!!!



『遅れた分際で随分と偉そうだな?』



ヒョェー!!!


余計なコトを言ってしまったと思ったけど、もう遅い。



ヒョォォ〜〜〜!!



ブリザードが吹いて来る音が聞こえるぅ!!
もうすぐ初夏だっつーのに、アタシの周りだけ寒いのはナゼっ!!



許せ夏樹さんよ!!



「ごっごめんね、次からはちゃんと連絡するから!」



本当は10分遅れぐらいで連絡なんてめんどくせぇケド。



あ、イヤまずいついつい本音の心の声が!



『今面倒臭せぇって思ったダロ?』



ギクギクギックーン!!



ナゼそれを!?




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