焦らし愛 〜幼なじみLove Story〜

「あっ、ありがとう!ごめんね。」



夏樹の早業のおかげで、麻婆茄子が落下してから熱さも殆ど感じずに済んだ。



そして、麻婆茄子が落下した場所が赤くなってないか、確認しようと下を向こうとするも、



なっ夏樹の頭が邪魔して見えないっ!



「ちょっと夏樹!?もう大丈夫だからっ!」



夏樹の頭をどけようとするも、アタシを抱きしめたままびくともしない夏樹。



「なっ夏樹〜!もう大丈夫だってば!」



密着したままアタシの谷間付近にある夏樹の顔から、夏樹の息づかいを感じそうになって、恥ずかしさの余り、手で夏樹の頭を手でどかそうとするも、



ギュッ…と手首を掴まれて、そのまま腕を背中に回されて拘束されてしまった…。



ちょっとーーー!!!
何でっ!どうして!?
どうなってんの!?



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