焦らし愛 〜幼なじみLove Story〜

このままじゃ…汗のにおいが気になっちゃうよ。



「夏樹っ…待って。」



必死で夏樹の胸板を押し返す。



私の必死さに違和感を覚えたのか、やっと夏樹が止まってくれた。



色っぽい顔で見下ろされて、ますます身体が火照って汗ばんでしまう。



「夏樹っ、アタシまだお風呂入ってない!」



赤く上気した顔を見られたくなくて、まともに顔を見られない。



『だから?』



えっ!?だから?



「だっ、だから先にお風呂入らないと、汗くさいし…。」



『オレは気にしない。』



いやいや私が気にしますっ〜!!!


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