心のお薬
君を思って涙した日はたくさんあった。
だけど君と笑った日が少しでもあったから
あたしは今こうして笑えてるんだと思う。



無意識に作っていた壁に
君は気付いていながら
僕に笑いかけていたのかな…



壊れた時計が時間(とき)を刻まないように
壊れた心は日々(とき)を刻まない。



言葉と共にこぼれた涙は
君の言葉の本当の意味でした。



当たり前のようにあたしを支えてくれた人は
「ありがとう」も伝えられぬ間に
突然目の前から消えてしまいました。



あたしにはキミしかいなかったし
キミにはあたししかいなかった。
それが今の二人の心の重荷…。



大嫌いっと思っても
大嫌いにはなれなくて…



人の傷みまで
抱え込まなくて良いんだよ。



ペアリング…
あたしが届かなかった心の距離。
…あの子だけが届いた心の距離。
きみはなんであの子なの?



ごめんね。
残酷なほど罪悪感は消えなくて
傷は増えるばかりで…
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