心のお薬
人の幸せなんて約束されてない。
平等な幸せなんてない。



初めてのキス…おぼえてる?
あたしは今も消えないよ…。



グレープ味は想い出味。
あたしと君の秘密の味。



いつか君を想い出に変える日が来るのかな?
キスもハグも電話もメールもあの言葉も…
全部忘れなきゃいけない日が来るのかな?
…この時は絶対そんな未来こないって思ってた。



なんであの時君の手を離したんだろう。
言葉にも出来ないくらいの大きな後悔。



あたしの居場所はキミの隣。
そこはあたしの特等席。



人間は何故ウソをつくの?
ウソで自分や回りを守っても
それは偽物でしかないのに…



一年前の今日はまだ君は隣に居たね。
ねぇ…逢いたいよ。
あたしはいつも思ってる。
君を一度だって忘れたことないよ。
たった一年だったけど大切な存在だったから。



色素の薄い瞳も大きい手も寝癖だらけの髪も低く優しい声も真剣な顔も笑顔も…
もう君の全てに夢中で愛しくて大好きで…。



この教室…
みんなの笑い声…
チョークと黒板の音…
うるさいクラスの少しの静寂…
何もかもがいつか思い出になるんだ。
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