晴い天-アオいソラ-
「ウチの学校の王子様はスポーツ万能なイケメン生徒会長。生徒会長にも関わらず、時々垣間見える、悪そうな雰囲気がまたたまりませんn」
「読むんじゃねぇ!!」
記事をサラサラ読む愛咲の口を塞ぐ。
「前にウチのお兄ちゃんも載ったことあるんだよ」
「「何?!」」
さっきから、どうりで大人しい雄介に注目が集まる。
「梨央、お前知ってたのか!?」
雄介が雑誌に載ったのは、この学校が合併する少し前だったが、梨央はしっかりその雑誌の切り抜きを保管していた。
「お兄ちゃんはねぇ、【ウチの学校の王子様は頭が良くて、真面目でクールなイケメンくん。そんな完璧な彼に叱られてみたい。】だったよ」
「何で暗記してんだ!!」
過去の記事にも関わらず、スラスラ言ってみせる梨央に、一生の汚点だと雄介が肩を落とす。
「読むんじゃねぇ!!」
記事をサラサラ読む愛咲の口を塞ぐ。
「前にウチのお兄ちゃんも載ったことあるんだよ」
「「何?!」」
さっきから、どうりで大人しい雄介に注目が集まる。
「梨央、お前知ってたのか!?」
雄介が雑誌に載ったのは、この学校が合併する少し前だったが、梨央はしっかりその雑誌の切り抜きを保管していた。
「お兄ちゃんはねぇ、【ウチの学校の王子様は頭が良くて、真面目でクールなイケメンくん。そんな完璧な彼に叱られてみたい。】だったよ」
「何で暗記してんだ!!」
過去の記事にも関わらず、スラスラ言ってみせる梨央に、一生の汚点だと雄介が肩を落とす。