晴い天-アオいソラ-
「「・・・・・・・・」」



ごく一部の自分に逆恨みを持つ生徒だという事はわってはいたが、いい気はしない。



「ちょっと、どうしたんですか?」


「喧嘩…にしては空気が重いなぁ」



テントの中に漂う陰な空気に、仲良く戻って来た奈々花と真琴が眉根を寄せる。



「別に」


「何でもねーよ。んな事より腹減ったー」


「次の2年生の学年演技が終われば昼食ですよ」



奈々花がプログラムを見せる。



「2年の団体演技、特等席で見られるな」


「あゆの奴、真正面来ねーかな。笑かしてやんのに」



悪い顔で笑う耕平を奈々花が止める。



「やめてください会長!組体なんですよ?!」


「冗談だって」


「会長が言うと冗談に聞こえません」






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