晴い天-アオいソラ-
午後の部
昼食後、障害物競走の用意をしようと真琴と雄介が体育倉庫に各クラスの体育委員を連れてやってきた。
「ここのネットと机、それから平均台とハードルを運び出して下さい」
「平均台は重いから男子中心でお願いします」
「怪我すんなよー」
「「ハーイ」」
真琴と雄介の指示通り、体育委員が動く。
「で?なんで平均台をお前が運んでんだ?」
自分と一緒に平均台を運ぶ真琴に雄介が眉をひそめる。
「力があるものが重いものを持つのは道理だろ?」
自分で言った事をすっかり忘れている真琴に若干呆れる。
「そうじゃなくて。お前は女だろ」
そういえば、平均台は重いから男子にと指示した。
「………うん」
そう、真琴は女の子だ。
時々忘れてしまいそうになるその事実を、いつも思い出させてくれるのは雄介だった。
「ここのネットと机、それから平均台とハードルを運び出して下さい」
「平均台は重いから男子中心でお願いします」
「怪我すんなよー」
「「ハーイ」」
真琴と雄介の指示通り、体育委員が動く。
「で?なんで平均台をお前が運んでんだ?」
自分と一緒に平均台を運ぶ真琴に雄介が眉をひそめる。
「力があるものが重いものを持つのは道理だろ?」
自分で言った事をすっかり忘れている真琴に若干呆れる。
「そうじゃなくて。お前は女だろ」
そういえば、平均台は重いから男子にと指示した。
「………うん」
そう、真琴は女の子だ。
時々忘れてしまいそうになるその事実を、いつも思い出させてくれるのは雄介だった。