晴い天-アオいソラ-
「愛ちゃん、何ソワソワしてるの?」
「え?べ、別に…」
午後の部最初のプログラムに出場する梨央が、同じレースに出場する愛咲に声を掛けた。
この競技は先生と生徒がペアになってゴールを目指す、いわば運動会を盛り上げる娯楽競技だった。
「数学の金本だったら梨央イヤだなぁ」
「あーヤダー。アイツ授業中、超唾飛ばしてくるもんね。私は体育の新庄だったらイヤだな」
「分かるー!!何か暑苦しいよねー」
先生の悪口で盛り上がっているのは周りの女子生徒も同じだった。
「じゃあさぁ、逆に誰だったら嬉しい?」
「えッ?」
「もしかして愛ちゃんの好きな人って先…」
在り来たりな話題に、必要以上に驚く愛咲に梨央の女の感が働く。
「それ以上言わないで!!」
真っ赤になった愛咲を、梨央が頭をワシャワシャなでた。
「え?べ、別に…」
午後の部最初のプログラムに出場する梨央が、同じレースに出場する愛咲に声を掛けた。
この競技は先生と生徒がペアになってゴールを目指す、いわば運動会を盛り上げる娯楽競技だった。
「数学の金本だったら梨央イヤだなぁ」
「あーヤダー。アイツ授業中、超唾飛ばしてくるもんね。私は体育の新庄だったらイヤだな」
「分かるー!!何か暑苦しいよねー」
先生の悪口で盛り上がっているのは周りの女子生徒も同じだった。
「じゃあさぁ、逆に誰だったら嬉しい?」
「えッ?」
「もしかして愛ちゃんの好きな人って先…」
在り来たりな話題に、必要以上に驚く愛咲に梨央の女の感が働く。
「それ以上言わないで!!」
真っ赤になった愛咲を、梨央が頭をワシャワシャなでた。