晴い天-アオいソラ-
「お疲れ様です」



奈々花が障害物競走の準備を終えて戻ってきた雄介と真琴を労う。



「…オイお前、さっきからずっとそこにいないか?」



ずっとテントで待機している耕平に、雄介が首を捻る。



「そういえば…」


「出番は?」


「団体演技と最後のリレーだけだけど?生徒会はいそがしいからね」



飄々と答える耕平に雄介が眉を上げる。



「まさかお前、生徒会を理由に参加拒否したんじゃないだろーなぁ」


「………まさかー」


「今の間はなんだ!今の間は!!」



起こる気さえ起きなくなった雄介は頭を抱えた。




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