晴い天-アオいソラ-
◆祭りの準備
抗議
「全クラスの出し物チェックしたんだけどここと、ここクラスもう一回検討し直してもらおうと思うんだ」
体育祭が終わればすぐに頭を切り替えなければならない。
もう学園祭がすぐそこまで迫っていた。
体育祭の思い出に浸ってる余裕は生徒会にはない。
「オマエがそう思うんならいんじゃね?」
しばらく資料を眺めて耕平が口を開いた。
「そうか、わかった」
「…今の会長の返事、テキトウっぽかったけど大丈夫なのかな?」
「確かに」
二人のやりとりを遠目で見ていた愛咲が呟き、それに対して歩が苦笑いを返す。
「会長は真琴さんと同じ意見だったから、ああ言ったんだと思いますよ」
同じく、二人のやり取りを耳で聞いていた奈々花が、優しい顔で愛咲に教えた。
「そうなんスか?」
「じゃあもし違う意見だったら?」
「自分の意見言ったんじゃないかしら」
信じられないという顔をする愛咲と歩に、遠まわしにですけどと付け加える。
体育祭が終わればすぐに頭を切り替えなければならない。
もう学園祭がすぐそこまで迫っていた。
体育祭の思い出に浸ってる余裕は生徒会にはない。
「オマエがそう思うんならいんじゃね?」
しばらく資料を眺めて耕平が口を開いた。
「そうか、わかった」
「…今の会長の返事、テキトウっぽかったけど大丈夫なのかな?」
「確かに」
二人のやりとりを遠目で見ていた愛咲が呟き、それに対して歩が苦笑いを返す。
「会長は真琴さんと同じ意見だったから、ああ言ったんだと思いますよ」
同じく、二人のやり取りを耳で聞いていた奈々花が、優しい顔で愛咲に教えた。
「そうなんスか?」
「じゃあもし違う意見だったら?」
「自分の意見言ったんじゃないかしら」
信じられないという顔をする愛咲と歩に、遠まわしにですけどと付け加える。