晴い天-アオいソラ-
圭吾が一通り話終えたところでちょうど耕平が買い出しから戻ってきた。
「悪い、耕平。全部話した」
「………そうか」
圭吾の言おうとする事もこの部屋の空気も一瞬にして全て察した耕平がゆっくり椅子に座る。
そのまま黙って原チャのカギを見つめる耕平の正面に、雄介が立つ。
「何?慰めてくれんの?」
自嘲気味に言った耕平だが、目が笑っていない。
「俺は"アキラ"じゃない」
それだけ言うと雄介は生徒会室を後にした。
「悪い、耕平。全部話した」
「………そうか」
圭吾の言おうとする事もこの部屋の空気も一瞬にして全て察した耕平がゆっくり椅子に座る。
そのまま黙って原チャのカギを見つめる耕平の正面に、雄介が立つ。
「何?慰めてくれんの?」
自嘲気味に言った耕平だが、目が笑っていない。
「俺は"アキラ"じゃない」
それだけ言うと雄介は生徒会室を後にした。