晴い天-アオいソラ-
観念した奈々花が鞄の奥からゆっくりと可愛いくラッピングされた箱を取り出す。


まだ迷いが見える奈々花の手から耕平がそれをひったくる。



「ちょっ会長ッ」



奈々花の引き止める声も気にせず耕平はチョコを嬉しげに天の晴い光に透かした。
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