晴い天-アオいソラ-
「もし僕が教師じゃなかったら…君だけを特別扱いできるのに」



(先生気付いてる?その言葉、もう十分特別扱いしてもらってるよ)



頬を赤くし、嬉しそうに笑う愛咲を先生は不思議そうに見つめた。



愛咲は先生の手を握りぎゅっと力を込めた。



いつか晴い天の下で堂々と手を繋ぎ、チョコレートを渡せる日を夢見て。

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