晴い天-アオいソラ-
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「…会長があんなだとアンタも大変だな」
舞台の下見に来ていた雄介が一通りのチェックを終え、書類に目を通しながら口を開く。
「お互い様でしょう」
「俺は大変だなんて思ってねぇよ」
「私だってそうです。私は『会長があんなだ』という所に共感したんです。」
奈々花の意外な返答に雄介が書類から顔を上げる。
確かに真琴は悪い事ではないが、お人よしで真っ直ぐなため誰か側についていないと危なっかしい一面がある。
「ウチの会長は普段はあんな感じですが本当はしっかり前が見えていて、いざという時には誰よりも頼りになる方です」
「アイツが?」
信じられないという顔をする雄介に奈々花が少し自信なさげに付け足す。
「ただ…新しい生徒会になってから様子がおかしい気がします。」
雄介が困惑した表情で話す奈々花に真剣に耳を傾ける。
「うまく説明できませんが、わざとあなたを怒らせてる様に見えるんです」
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「…会長があんなだとアンタも大変だな」
舞台の下見に来ていた雄介が一通りのチェックを終え、書類に目を通しながら口を開く。
「お互い様でしょう」
「俺は大変だなんて思ってねぇよ」
「私だってそうです。私は『会長があんなだ』という所に共感したんです。」
奈々花の意外な返答に雄介が書類から顔を上げる。
確かに真琴は悪い事ではないが、お人よしで真っ直ぐなため誰か側についていないと危なっかしい一面がある。
「ウチの会長は普段はあんな感じですが本当はしっかり前が見えていて、いざという時には誰よりも頼りになる方です」
「アイツが?」
信じられないという顔をする雄介に奈々花が少し自信なさげに付け足す。
「ただ…新しい生徒会になってから様子がおかしい気がします。」
雄介が困惑した表情で話す奈々花に真剣に耳を傾ける。
「うまく説明できませんが、わざとあなたを怒らせてる様に見えるんです」