晴い天-アオいソラ-
オリエンテーション
オリエンテーション当日。
前半は滞りなく順調に進み、後半のプログラムに入った時、舞台袖に慌てて飛び込んできた歩の報告に生徒会メンバーが冷や汗をかく。
「大変です!サッカー部と野球部が裏で喧嘩始めやがって…」
「チッ。その2つの出番は後に回せ」
「愛咲ちゃん、真琴さんに変更伝えてきて」
素早い判断をする副会長二人の指示がとぶ。
「何でわざわざオリエンテーションの日に喧嘩するかな」
愛咲は愚痴りながら真琴のいる反対側の舞台袖へ向かった。
「合併してからグランドの使用日とかで、よぉ揉めとったからなぁ」
「最悪だな。河合!お前止めてこい」
「おれ?無理無理!あんな超体育会系の奴ら」
雄介の無茶振りに歩が思わずタメ口になる。
「大丈夫やて、裏には耕平がおるやろ」
「よりによってアイツかよ」
雄介は小さく舌打ちをし、この場から動けない自分の代わりに歩を向かわせた。
前半は滞りなく順調に進み、後半のプログラムに入った時、舞台袖に慌てて飛び込んできた歩の報告に生徒会メンバーが冷や汗をかく。
「大変です!サッカー部と野球部が裏で喧嘩始めやがって…」
「チッ。その2つの出番は後に回せ」
「愛咲ちゃん、真琴さんに変更伝えてきて」
素早い判断をする副会長二人の指示がとぶ。
「何でわざわざオリエンテーションの日に喧嘩するかな」
愛咲は愚痴りながら真琴のいる反対側の舞台袖へ向かった。
「合併してからグランドの使用日とかで、よぉ揉めとったからなぁ」
「最悪だな。河合!お前止めてこい」
「おれ?無理無理!あんな超体育会系の奴ら」
雄介の無茶振りに歩が思わずタメ口になる。
「大丈夫やて、裏には耕平がおるやろ」
「よりによってアイツかよ」
雄介は小さく舌打ちをし、この場から動けない自分の代わりに歩を向かわせた。