晴い天-アオいソラ-
「そーだなぁ、剣道でどぉだ?」


「「は?」」



両キャプテンが何が?というカオで耕平を伺う。



「一本獲ったモン勝ち」


「だから何の話だよ!意味わかんねぇよ」



耕平の意味不明な発言に両キャプテンがイラつく。



「だ~か~ら、剣道ならスポーツじゃん?しかもすぐ決着つくし、勝った方の言う事に従やぁ文句もねぇだろ」


「・・・いいぜ、やってやるよ」


「おもしれぇ、かかってこいや」



剣道なら初心者同士平等だし何より勝った方の言うことを聞くというのは魅力的だった。


「あゆ、竹刀借りて来い!それと審判に椿!」


「ハイっ」


側でハラハラしながら見守っていた歩を準備に向かわせた。
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