晴い天-アオいソラ-
「テストお疲れー!!」



勢い良く扉が開き、圭吾の嬉しそうな声が生徒会室中に響いた。



「やっとテストから解放されますね」



その後をゾロゾロとお昼を済ませた生徒会メンバーが続く。



「おれ、今回いつもよりできた気がします。勉強会の成果っスよ!」



歩がテスト返却が楽しみだと期待に胸を膨らませる。



「ああいうのも、たまにはいいかもしれないな」


「確かに私も家でやるより、だいぶはかどったかな」



真琴の意見に愛咲も賛成のようだった。



「たまには空気換えるんも大事っちゅう事でぇ…」



圭吾の意味深な間に皆が注目する。



「合宿せぇへん?」


「合宿ゥ?何のために?」



唐突な圭吾の提案に、耕平が面倒臭いとばかりに眉をひそめる。



「生徒会の絆を深めるた・め・に」



そんな耕平を尻目に圭吾の目はキラキラしていた。


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