晴い天-アオいソラ-
「どーせ、夏休みも生徒会の仕事で後半は休日出勤やろ?せやったら親睦会も兼ねて泊りがけでバカンス&気分を変えて仕事ができて一石二鳥ちゃう?」


「おぉ~!いいっすね。でもどこでやるんすか?」


「夏といえば海やろ」



歩が話にノッてきてますます圭吾の目が輝く。



「えぇー焼けるじゃぁん」


「昼はBBQ、夜は花火が定番やな」



梨央の反対も圭吾の耳には届いていない。



「すいか割りとかもいいっすね」


「お前ら…ただ旅行に行きたいだけじゃねぇか」



雄介が呆れた顔で口を挟む。



「いいやん、雄ちゃーん」



この後約1時間に渡り圭吾の説得が続き、根負けした雄介が奈々花と合宿の手配に向かった。


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