晴い天-アオいソラ-
やっと水着選びから解放されたメンバー達は、かなり遅れた昼食をとりにファーストフーソ店へと入った。



「お兄ちゃん連れてくるんじゃなかったー。可愛い水着あったのにぃ」



好きな水着を選べなかった梨央が愚痴をこぼす。



「真琴さん、ちゃんと梨央が選んだ水着にした?」


「…うん。でも着るかはわからない…」


「えぇー何で??(せっかくお兄ちゃんの為に選んだのに…)」



半ば強引に梨央に買わされた水着に苦笑いする真琴。



「あんなの着た事ないから…恥ずかしい///」


「梨央っお前、会長にまであんな際どい水着選んだのか!?」


「真琴サンのはまだマシ。ななチャンのがスゴイよ」


「私も着れないかも…///」


「何やってんだよオマエら」


「「水着なんて買った事ないから…」」



呆れる耕平に真琴と奈々花の声が重なる。



「それは楽しみやなぁ」



圭吾がわざとイヤラシク笑う。

その後買い出しを済ませメンバーは解散し、合宿までそれぞれの夏休みを過ごした。


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