晴い天-アオいソラ-
「会長は海入らないんですか?」


「んあ?オレ海水苦手なんだよねー。しょっぱいじゃん?」



奈々花は梨央とは別のパラソルの下でぼーっと海を眺める耕平が気になり話しかける。



「オマエは?梨央にスゲェ水着選んでもらったんだろ?パーカーなんか羽織ってねぇーで見せろよ」


「なっ…会長の変態!!」



奈々花は恥ずかしくなってその場を立ち去った。



「オマエは中年オヤジか」



近くで2人のやり取りを聞いてた圭吾が耕平にツッコむ。



「人の会話聞いてんなよ」



追いかけたら?とだけ言い残し、圭吾は海の方へへダッシュし、そのままダイブした。



「…んでオレが」



しばらく考えて、耕平は重い腰を上げた。

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