晴い天-アオいソラ-
「発表がありまーす♪」
バーベキューも終盤を迎えた頃、梨央がいきなり立ち上がった。
「なんや?なんや?」
「実は今日は、ウチのお兄ちゃんのバースディなのでぇす」
雄介が飲んでいたジュースを思わず噴き出す。
「くだんねぇ事大げさに発表してんじゃねぇよ」
「くだんなくなんかないよ!!」
雄介も本気でくだらないと思っていた訳ではないが、自分の照れ隠し半分の言葉をそんな力いっぱい否定されるとも思っていなかった雄介は驚いた。
「離れ離れになって以来なんだよ?お兄ちゃんと過ごす誕生日は…」
「…梨央」
今にも泣き出してしまいそうな梨央に雄介が優しく声を掛ける。
「そうだな。くだらないとか言って悪かった」
バーベキューも終盤を迎えた頃、梨央がいきなり立ち上がった。
「なんや?なんや?」
「実は今日は、ウチのお兄ちゃんのバースディなのでぇす」
雄介が飲んでいたジュースを思わず噴き出す。
「くだんねぇ事大げさに発表してんじゃねぇよ」
「くだんなくなんかないよ!!」
雄介も本気でくだらないと思っていた訳ではないが、自分の照れ隠し半分の言葉をそんな力いっぱい否定されるとも思っていなかった雄介は驚いた。
「離れ離れになって以来なんだよ?お兄ちゃんと過ごす誕生日は…」
「…梨央」
今にも泣き出してしまいそうな梨央に雄介が優しく声を掛ける。
「そうだな。くだらないとか言って悪かった」