晴い天-アオいソラ-
「……………あれ?何やってんだオレ」


「?」



しばらく沈黙が続いた後、奈々花は突然強い力から解放された。



「わりぃ、寝ぼけた」


「寝ぼけ……?!信じられません!!」



力いっぱい抱きしめてこんなにもドキドキさせておいて、寝ぼけたで済まされた奈々花はさすがに怒って部屋を出た。





「……っぶねぇ」



奈々花が出て行ったのを確認して耕平は、大きくため息をついた。


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