晴い天-アオいソラ-
「嶋田、今回は絶対にサボらせねぇぞ」


「おー恐っ」



あれ以来、耕平と雄介もいつも通りの関係に戻っていた。



「だいたい、オレはいつもサボってんじゃねーっつーの。仕事が早いだけ」


「だから終わったんなら他を手伝うか、次の仕事探すかしろっつってんだよ」


「だ~か~ら~、何でオレが他人の仕事までやら……何やってんの?オマエら」



言いかけたところで視界の端に入る女性陣を睨む。



「さっきから人の事、チラッチラッ、チラッチラッ見やがって」



「これ!!会長ですか?!」



梨央の雑誌を奪った愛咲が耕平の目の前にズイっと近づける。



「近ぇーよッ!!」

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