晴い天-アオいソラ-
「うおっ!耕平やん!!」



ティーンズ雑誌の投稿写真のコーナーに、我らが会長様が堂々と、一番大きく載っていた。



「………」



それを見た耕平が絶句する。



「なになに?ウチの学校の…王子様ぁぁあ?」



コーナータイトルを読んでいた圭吾の語尾が険しく上がる。



「まさか会長、投稿したんスか?」


「んなワケあるか!オレどんだけナルシストだよ!!」


「この学校の誰かが隠し撮りでもして投稿したんやろ。それにしても王子様て…プッ」



噴出す圭吾に黙れと無言の圧力をかける。



「これ投稿した奴、ぜってー焙り出して血祭りにあげてやる」



耕平ならやりかねないと、想像した歩が身震いする。


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