ずっと前から好きだった
「うそ…………」
特別に輝いて見えると言ったら
大袈裟すぎるかもしれない
だけど
ただただ
それが本当に
夢でないのだと。
目が離せなくなる
「どうしたの?」
「え?あ、………1番上。」
「D組?」
「うん」
めいは目をまるくして
私と同じ言葉を発した。
「うそ……………!」
飯島 真
彼の名前が
私のクラスの1番上に
彼の名前が
それって
なんだか
まだ好きでいなさいって
神様が言っているようで
ドキドキして
春がまた訪れる
また始まるのだと
彼と出会って1年
また同じ教室で
君とまた――――――。