ずっと前から好きだった





‐ずっとずっと
 この地球(ホシ)終わるトキまで
 ずっとずっと
 どうか君の笑顔
 そばに置いておきたい‐





かっちゃんは
私の考えた部分を指さした。


「お世辞?」


「違う。
 華奈子が好きだからとか
 そうゆうの抜きで
 まじで、ここ好き」




さらりと私に
告白なんかしちゃうから
首から上が熱くて
なんだか手に汗かくし。


かっちゃんは罪だと思う。


魅麗さんにも迅さんにも
聞こえないような
小さくて低い声が
余計に心臓をくすぐる。




「今日も暗くなりそうだし
 送ってくよ」


「え、あ…うん」




また再びドラムの音が響いた







私は



どうすればいい?




きっと

飯島を好きでも
叶う確率なんて
無いに等しい


だからって
曖昧な気持ちで
かっちゃんの気持ちに
応える事は

傷つけるだけでしょ?



だけど、きっと
私は幸せになれるんだろうな




< 139 / 222 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop