ずっと前から好きだった



だから



気持ちはたった一つで




だから




本当はずっと
側にいてほしいのに




だから



だから













「好きだよ」












伝えたら
あなたとの関係
崩れると思ってたけど




どうしようもないくらい






好きだから。








「ずっと前から
 好きだった。」







飯島の目をしっかり見て


伝えたい思いをぶつけた





目を見開いて
驚いた顔をする彼







答えなんて分かってる










沈黙の中
彼の携帯がなった。





「―――――っ!!
 あ、もしもし」






彼と目が離れた。



私はこぼれる涙を拭き取って

その場から走って
打ち上げをしている
みんなの場所へ戻った。




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