ずっと前から好きだった
多忙なスケジュールの中
何ヶ月ぶりかの
丸一日の休暇を貰った。
「いらっしゃい、華奈子ちゃん」
「お久しぶりです!華奈子さん」
やってきたのは
飯島家
玄関で待っていたのは
美人ママに
可愛いひなちゃん
その二人に
邪魔だと言いたげな顔をしている
飯島真
「あの、チーズケーキ
作ってきたんで
よかったらどうぞ」
「え!!華奈子ちゃん
器用なのね~」
「超おいしそぉ~
早く食べよ、お母さん」
ニコニコしながら
足速にリビングへと
行ってしまった。
「ま、あがって」
「うん。
おじゃまします」
優しい笑顔で
彼は私に微笑みかけた。