ずっと前から好きだった
そして再び重なる唇
私は彼の首に腕を絡めて
距離を縮めた。
そうしたらより一層
深いキスを落としてきた。
「んっ……はぁ…」
「やばい…華奈子えろい」
「うるさい………ん…」
唇が離れるたび
お互いの息が荒々しくなる
吹きかかる彼の息
そしてソファーに
押し倒される体勢になっていた。
ちょっと
この状況は
やばいかも。
「真……あたし…」
「……やだ……?」
「やだって言うか…」
「あ、ベッドの方が良かった?」
「もう…馬鹿。
そういう意味じゃない…」
こんな事をして
二人で笑っていた。
真は優しく私を起こしてくれた。
「大丈夫。無理にとか
絶対言わないから」
そう言って真が立ち上がると
アルバムを2冊取り出してきた
「小学校と中学の卒業アルバム」