ずっと前から好きだった


完全に終わったのだと
この時ちゃんと状況を
理解することができた


授業は始まっていたけど
どうしても動けなかった


まだ信じたくなかった


翔弥と別れた事



それと



飯島真が私にとって

どんな存在なのか




「わかんないよ」





冷たい廊下の床に座り込んで
過去を思い出していた。


私は私なりに
翔弥といて安心してた


だけど


気づけば…



飯島の方が



安心していたかもしれない



翔弥には知られたくない



事務所に所属していること



だけど飯島なら…



飯島真の存在が分からない



私にとっての飯島真は



今どこにいるのだろう


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