\;貴方依存症;/
「なぁ。話してみろよ。少し楽になるかもしれね-だろ?」
雄太は隣に座って顔を覗き込んできた。
「あぁ…。わかった。」
そうして俺が知嘩仔に恋をしたことを話した。そして体を重ねたことも。
そこまではいい。だが俺には1つ問題がある。
俺と雄太だけが唯一知ってる秘密。
「お前それど-すんだよ?そんなの伊藤は受け止められんのか?それに教師と生徒の関係だぞ…。」
雄太はいきなり立ち上がり、俺の肩に手を置き体を揺さぶった。
「分かってる。知嘩仔を傷つけたくない。でもそのせいで今アイツを傷つけたんだ。将来のことだって考えたらきっと俺と知嘩仔じゃだめなんだよ。知嘩仔にはちゃんと幸せになってほしい。だけど俺はそばにいたい。」
自然と涙がこぼれた。
情けない姿もコイツの前でならさらけ出せる。
俺と雄太だけ通じるこの会話。
俺には辛い過去がある。