\;貴方依存症;/
「ねぇ。キスして…。」
甘い声。
「ここじゃ危険だろ?」
安全第一だ。
でも高鳴る鼓動は抑えられない。
落ちこむ彼女をお姫様だっこでかかえて資料室のドアを開けた。
「この中でなら何だってしてやるよ。」
冗談で言ったつもりだったが、彼女は本気にしていたみたいで…
「じゃ、じゃあ…、襲ってくださぃ…。」
と、照れながら言う。
「俺は元は男じゃないんだよ?」
もう一度愛を確かめる。
「そんなのどうでもいいよ…。それに、今は男でしょ?」
愛が強いことを再確認した。
「あぁ。今は男だよ。だからお前を愛してる。」
また悪戯に笑う。
「先生に向かってお前って…!嬉しいけど…。」
照れる知嘩仔は愛しすぎる。
「なんか文句あんの…?朝まで襲うよ…?お前はそれでもいいのかよ?」
また冗談だったつもりなのに、
「いいよ…。でも優しくしてね…。」
また本気にする。
「ごめん。我慢できなかったら優しくできなくなっちゃう…。」
言い終わると同時に、最初は軽い口づけをした。
そのまま床に押し倒して深く深く混じり合う。