\;貴方依存症;/
車に生徒を乗せるなんて初めてだ。
車のドアを開け、一足先に運転席に座った。
車を見て、目をキラキラさせる冬雪。
「どこ行く?」
助手席に座る冬雪との距離はほんのわずか。
ドキドキした。
なぜか緊張もしてた。
「遠くに行きたいな…。冬雪とずっと2人っきりになりたい…。」
私の言葉を聞いて冬雪は優しい笑顔をした。
「ふーん。家に帰れって言わないの?まぁ先生がそれでいいなら俺はどこまでも行くよ…。ずっとそばにいたいしね。」
笑いながら笑顔の冬雪はホントにカッコいい。
悪戯で可愛らしい笑顔。
大好きだって叫びたくなる。
愛してるって。
それと同時に二度と失いたくないの。
「帰さないから。私だって冬雪のそばにいたい。大好きだよ…。私だけが冬雪のそばにいるから。絶対、離れないで…。」
また私だけ取り乱して。
「俺、知嘩仔の悲しそうな顔も可愛いくて好きだわぁー。でも悲しい思いなんてさせたくないんだよね。」
私を力強く抱きしめる、この腕が大好きだよ…。
安心するの。
貴方の腕の中は。
「エッチしようか?」
子供っぽい笑顔。
言ってることは変態としか思えないけど。
「激しいのがいい…。」
「ご希望通りに。」
そしてまた1つになった。