キミのとなりに居たくて
優しい風
side-nana

ざわざわー・・。
「スカート短すぎ・・」
「えーこのくらいふつーじゃん」
「明日までに直すこと」
「ほんと小畠ってケチ!!」
あっ。また服装検査あってるし。あいつは、副委員長の小畠駿也。私の好きな人でもあるー・・。 
「こば~。あのくらいいいんじゃない?」 
「うるさい、ばなな」 
「ばななじゃない!!ななだから!!」
「二人ともほんと仲いいね~」
「しほっ?!ねぇ、こばがいじめてくるんだよ。ひどくない??」
この人は、木下志帆。ミステリアスで頭のいい完璧な人。生徒会の会計でもある。
「ななちゃん、いじめたらダメだよ。あいともなんか言ってよ」
「別にいいんじゃね。ばななだし」
こいつは、吉見藍斗。生徒会長。でも、うざい、うざすぎる!! 

キーンコーンカーンコーン

「チャイム?!まだ私用意してないんだけど!!」
「こんなとこで立ち話するから悪いんだろ。ばーか」
イラッー・・。
「早くしないと、遅刻にするぞ」
イラッー・・!!
「ほんとうざいなぁ!!ばか//!!」
少しは、こっちの気持ちも気付いてよね!! 
谷川奈菜。
今日から高2。
私の頬に優しい風が吹いたー・・。
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