徒然なるままに【エッセイ&連絡帳】
第二十五話 転勤族
転勤族って言葉、今もあるのかな……?

まあ、そういうわけで私は子供の頃そんな感じだったのです。

父親の仕事の都合で小学校は三回変わりました。

これが、また無情な変わり方で(T^T)

小学一年まで埼玉の浦和にいたんです。

まださいたま市などというものは影も形もない頃です。

そして、二年から五年までは石川の金沢にいました。

最後に、六年で栃木の宇都宮に着地。

小学校最後の一年だけ新しい学校だったものだから、思い出が薄い薄い。

中学は運良く、三年間そのまま宇都宮にいたのですが、私的にはもう引越しするのは嫌!と思い高校は一人で東京の高校に通うと決め、まったく栃木の高校の受験はしませんでした。

一人といっても、祖父母の家が父方・母方ともに東京・神奈川と都心に近いところに家があったので、受かったらそこから通うことにはなってたんですけどね。

で、運良く東京の高校に受かったと思ったら、これまた都合よく父が東京に転勤になったんです。

これはもしや、図られた事なのか?とも思いましたが、まあ素直にラッキーと思い家族(兄は除く)で東京に越してきて結構長い間留まっていました。

こんだけ、移動してきた私ですが方言というものがまったくないんですよね。

逆にうちの兄はすごいです。

その土地の人と話すときは、その土地の言葉になってます。

なんとまあ、柔軟性のあることか。

私は結構頑固なところがあるので、そういうところは兄を見習いたいと思いつつ、あの調子のよさは私には無理だとも思ったりします(笑)。

別に兄妹仲は悪くないですよ。

昔いくらプロレス技かけられて、何度泣かされたかわからないとしても……(笑)。
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