アイドル逃亡中!
やっと追い付いた私を見て、
Kyoはとびきりの笑顔で笑った。
Kyo「僕、すっごい遊園地に来たかったんだっ♪」
にこにこと笑うKyoに、
周りの人はやっぱり…
「かっこいいね。」とか
「かわいいね。」とは言うけれど、
…Kyoだって気付かない。
なんか私は嬉しくなった。
2人だけの秘密みたいで…。
羅未亜「そっか…
じゃぁ今日はいっぱい遊んじゃおうよっ!」
私もKyoにつられて笑った。
そして手を伸ばした。
Kyo「…あっ!
羅未亜さんっ!?」
Kyoは慌てて…
周りをキョロキョロとしだした。
…頭のてっぺんを両手で抑えながら。
だって…
私が変装用の帽子とサングラスを…
…Kyoから取り上げたから。