アイドル逃亡中!
羅未亜「きゃぁぁっ!
人の手っ手っ!
怖いぃ~っ!」
私は思わず叫んだ。
…Kyoの事を忘れて…。
大きな声で叫んで、
プチパニックを起こしていると、
Kyo「羅未亜さん、大丈夫?」
その声が私を落ち着かせて、
私は年甲斐もなく…
大きな声で叫んでしまったことを
恥ずかしく思って冷静なふりをした。
羅未亜「だ、大丈夫っ!
怖くなんかないわよ!」
本当は…
怖いけどっ!
…怖いけどっ!
うぅ~…
私の意地っ張りっ!バカっ!
年上だからKyoよりも、
しっかりしなきゃなんないのに…
…なのにこの様!?
意地が空回り…してる…。
恥ずかしい…。
そう思いながら手術室の扉を開けた。
すると…
羅未亜「んきゃぁぁぁっ!!」