アイドル逃亡中!
暖かいKyoに甘えるように、
私は抱きついていた。
暖かい甘い…
優しい匂いのするKyoにくっつきながら…。
こんな風に甘えているのは何年ぶりだろう…。
下らない年上の意地を張る私に
優しくして…
怖がらないようにまでしてくれる…
年上だからって入れてた力も、
Kyoの優しさで溶けていく気がした。
いいんだよって…
言ってもらっている気がした。
でもね、きっと…―
Kyoなら…―
Kyoになら…―
私の意地っ張りも、
汚いところも…
全部…
Kyoなら自然に受け止めてもらえる。
そうなんだって言って…
笑って受け入れてくれる人だと感じた。
私の全てを―…。