アイドル逃亡中!
そう思いながら、
ご飯に夢中なKyoを見つめ続けていた。
夢中に私の作ったごはんを
ほおばるKyoを見て、
私は穏やかにほほえんでいた。
…幸せを噛みしめて。
私の気持ちをもう一度感じて。
Kyo「あ、羅未亜さんっ!」
ドキッ!
Kyoのことを考えてたから、
胸の内がバレたのか…と、
私は大袈裟にびっくりしてしまった。
羅未亜「ど…どうしたの!?」
我ながら…
キョドってるわ、うん。
Kyo「…?
ねぇ、羅未亜さん。
今日さぁ、水族館行きたいっ!」
私の挙動不審に首を傾げながらも、
大して気にも止めないようでKyoは話続けた。
…水族館?
今度は私が首を傾げる番だ。
羅未亜「…水族館?」
私が話を聞いていたのを確認すると、
Kyoはまたニコッと笑って…
私に嬉しそうに話した。