アイドル逃亡中!
…へ?
私は突然のことに、
驚いて…目をぱちくりさせていた。
私の頬がふわぁあっと暖かくなった。
羅未亜「えっ…!?」
私がおどおどしているのを見て、
Kyoは少し焦れったそうに…
少し恥ずかしそうに…
片手で頬を人差し指で掻きながら、
…私の手を強引に握った。
Kyo「いいじゃん。
これで絶対迷子にならないよ!」
そう言うとKyoは、
私の指をKyoの指に絡めた。
羅未亜「え…Kyoっ!手っ…!?」
絡まってるよ…っ!
手っ!手…っ!
声が声にならない。
今の私は絶対真っ赤だ。
こんな嬉しい不意打ち…
反則だよ、Kyo。
私は恥ずかしさと嬉しさから、
思わず俯いてしまっていた。