アイドル逃亡中!




…へ?


私は突然のことに、
驚いて…目をぱちくりさせていた。


私の頬がふわぁあっと暖かくなった。




羅未亜「えっ…!?」


私がおどおどしているのを見て、
Kyoは少し焦れったそうに…


少し恥ずかしそうに…
片手で頬を人差し指で掻きながら、

…私の手を強引に握った。



Kyo「いいじゃん。
これで絶対迷子にならないよ!」


そう言うとKyoは、
私の指をKyoの指に絡めた。



羅未亜「え…Kyoっ!手っ…!?」


絡まってるよ…っ!




手っ!手…っ!





声が声にならない。



今の私は絶対真っ赤だ。




こんな嬉しい不意打ち…


反則だよ、Kyo。




私は恥ずかしさと嬉しさから、
思わず俯いてしまっていた。




< 199 / 334 >

この作品をシェア

pagetop