アイドル逃亡中!



羅未亜「…キレイ。」

そう自然に声に出て言っていた。






Kyo「ふふ、羅未亜さんなら
きっとそう言ってくれると思ったんだよね!


よかった…!」


そう言って、
本当に安心したという顔をしたKyo。

でも…





羅未亜「どうして知ってるの?
花火が上がるなんて…

私ですら知らなかったのに…」


確かそんな特集やってないはず…。




Kyo「調べたんだ、僕。
羅未亜さんに少しでも喜んでほしくて…

僕、いつも羅未亜さんに
わがまま聞いてばかりもらってるから…だから。」


そう言って少し照れたように笑うKyoは
暗闇のせいかいつもより少し大人っぽい…。




Kyo「だから少しでも…
笑ってほしくて…」



すごく…


うれしいよ、Kyo。
すっごく…


羅未亜「…ありがとう、
本当に嬉しいよ。」




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