アイドル逃亡中!



それは私に対する
タイムリミットの言葉で…




―…そう、私はまるで
死刑宣告を受けるような…

そんな気分だった。


このまま―…
時間が止まればいいのに。


そんなことができたら、
どれだけ幸せなんだろう。



このまま―…
Kyoを引きとめることができたら…



できたら…





いいのに。





Kyo「じゃぁ…
ちょっと長くなるけど…」


もういいよ…
理由なんて…

どうでもいいよ…。



もう聞きたくないよ。



聞いてしまったら、
この関係が終わりって感じがするの。


私とKyoが築いてきたものが、
跡形もなく消えてしまうような気がしたの。


まるで夢のように―…
何もなかったように過ごすなんて…





…もうできない。




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