アイドル逃亡中!
Kyoのくれた気持ちが、
私の理性の邪魔をする。
ねぇ、
こんな気持ちをくれたのは…
Kyoなんだよ―…?
こんな気持ちを作ったのは、
他の誰でもない、
Kyoなんだよ?
―…Kyoがいなかったら、
なにも楽しくないの。
何も…
太陽でさえ輝かない。
綺麗な花も輝かない。
どんな綺麗なものもモノクロに見える。
どんな食べ物だって、
どんな思い出だって…
Kyoと見た景色に勝てるものはない。
でも止めることなんてできない。
そんな権利は私にはない…
その時のKyoの顔が、
とても寂しそうで…
―…切ない。
心をきゅーっと
締め付ける…そんな表情。