アイドル逃亡中!
『僕』の中に『俺』が生まれた。
そんな風に自分を偽ることで、
俺がどんどん僕を蝕んで…
いつか『僕』が…
自分の中から消えてしまうような感じがした。
でも僕は、
夢の為に…
『僕』を犠牲にした。
そんなクールキャラが、
やっと自分の中で定着し始めた時だった―…
ある仕事で売り出し中の女の子と
共演することになった。
キレイで明るそうな女の子だな…
それが彼女…―の印象だった。
マネージャー「今日共演してもらう…
…麗華さんです。」
麗華「よろしくお願いします、麗華です。」
―…それが麗華との出会いだった。
Kyo「Kyoです…。
お願いします…。」