アイドル逃亡中!



ある日、久しぶりに
麗華との仕事が入った。


久しぶりに会った麗華は、
相変わらずキレイだったけど―…




あの輝く瞳には悲しさが宿っていた。


それが僕の心を寂しく、
悲しくさせて…

自分の不甲斐なさを悔やんだ。





その日の仕事の帰りだった。


麗華「私…


この仕事、やめようと思うの。」



僕の中に電流が走った。



Kyo「なんでっ…!?

僕達約束したでしょっ!?
一緒に…


2人で成功してまた共演しようって!!」


僕は悲しかった―…
僕は、麗華と共演したくて、

…必死に頑張ってたから。



麗華「でも…私には無理なのよ…」






そう言った麗華は涙ぐんでいた。

きっと―…辛かったんだろう。




一人で必死に頑張ってたんだよね?

一人でいつも泣いていたんだよね?

一人でこんなに辛い決断をしたんだよね?


僕が―…



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