アイドル逃亡中!
温かい空気。
温かい鼓動。
温かい…
耳を掠めていく…
…Kyoの吐息。
耳元でささやく―…
Kyo「僕は…?」
甘い…甘い―…
Kyoの声。
頭まで響く。
鼓動が高鳴る。
体温が一気に上がる。
私はKyoの背中に手を添えた。
言葉だけじゃなくて…
態度でも、
Kyoが好きだって伝えたかったから。
Kyo「!!」
その瞬間、
Kyoがびくっとしたような気がした。
怖がって、
怯えるような…
…そんな感じ。