アイドル逃亡中!




そう言ってKyoは、
テレビの画面から姿を消した。








…と、
思ったらまたKyoが現れた。



…!?



こ、今度は…何っ!?





いつもの
いたずらっ子のようなKyoの顔が映る。





Kyo「羅未亜っ!
そこにいるのはわかってるから、




…そこで待ってろよっ!」



……!!



画面を通してのウインクなのに、
頬に熱がこもった。





羅未亜「もう…バカ…」


私は少し目じりに溜まった
涙を指ですくって、


もうKyoを、
映さなくなったテレビ画面を
穏やかな瞳で…見つめた。




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