アイドル逃亡中!





Kyo「やっぱり…

ここにいたんだね、羅未亜。」



羅未亜「…知ってたんでしょ?

…私がいつも、
ここを通るって事。



…ズルイ。」



そう言って
ふふっと2人で笑い合う。





…いつもの2人だ。





すると周りが
だんだんとざわついて来た。




『ねぇねぇ!!』


『…あれ!?Kyoじゃないっ!?』


『え!?嘘っ!!』


『やっぱりそうだよねっ!!』


『Kyo~~!!』



私達は抱きついていた腕を離し、
目を見合わせた。



ヤバいって!!




Kyo「羅未亜っ!」

羅未亜「刹那っ!!」





そう言って2人で、
がっちりと手を握り合わせた。





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